よろよろ...。

「三成か?」

一段と老けた三成。

「う....うぅ。」

ばたんっ!!

「みっつーが!!たっ...大変!!」

あたふたしている秀晃。

「三成ー!!大谷急いで部屋の準備をしてくれ」

官兵衛が三成を抱き起していった。

「あい..解った...」

冷静に言った。

ガシッ...。

三成が大谷の足をつかんだ。

「三成?」

三成を見下ろす大谷。

「いい...俺は平気だ...金吾(きんご)水を持ってきてくれないか?」

苦しそうに言った。

「う..うんっ!!」

素早く水を取りに行く秀晃。

「本当に大丈夫なのか?」

官兵衛が心配そうに言った。

「あぁ...そもそもこんなことになったのは、秀吉様が仕事をほったらかしにするからイケないのだ...あぁ!!もうっ!!秀吉様を逃した自分が憎いっっ!!」

拳を強く握る、三成。

「三成....ここは、私が引き受けよう...」

大谷が言った。

「代わりに仕事をやってくれるのか?」