裕太side

ここにきて数日が立った。そろそろ二人を探さないといけない気がした。

「よし!!これで荷物は、okだな。と言っても携帯と学ランしかないけど..。」

パカ携帯を開ける。待ち受け画面には、彌琴が入院していたところで撮った三人の写真が写っていた。

「彌琴..康宏..。」

寂しそうに二人の名前を呼んだ。

「行くのか..。」

ビクッ!!とつぜん声が聞こえた。

「誰だ?」

その声は聞いたことのない声だった。

「誰でもいいだろ。それより、行くのかと聞いている。」

「ああ..。大切な人たちを探す。」

「そうか..気をつけていけ。」

「なぁ..あんたは誰だ?..おい!!聞いているのか。」

男から返事はなく、部屋から出てみたがもういなかった。

「....何だったんだ」

そして俺は、ここを後にした。

家康side

「ふふふ~ふ~」

鼻歌?を歌いながら歩いている。

「おや?あれは半蔵何しに行くのかな」

興味津々の家康君。

「この方向は...裕太君の部屋」

半蔵は声を変えて、何やら話している様子。

「ふ~ん...。」

度やら話し終えて、屋根の方へ登って行った。半蔵

「うぁ!!あぶない..」

急に裕太が出て来た、ため焦った。

「バレルところだった。」

それにしても..面白いところ見ちゃった♪

「半蔵~」

大きな声で呼ぶ家康。

「いっ..家康様。今は真夜中ですよ。静かにしてください!!」

「フフフ、半蔵もう素直じゃないんだから。」

「はぁ?」

「だから!!裕太君のことだよ。」

「なっ!!....///////。」

思いっきり顔を赤くした半蔵。

「見ていたのですか..//////。」

「うん!!もちろん、しっかり目に焼き付けといたから。忘れろと言っても無駄だからね」

「//////////。」

更ににタコみたく赤くなった。

「わぁ!!可愛い~♪」

「家・康・様・!!」

「冗談だから」

「.......。」

「ゴメンゴメン。許して次郎」

「その名前で呼ばないでください!!」