「あの~何か用があったんじゃ~」

俺は恐る恐る話しかけてみた。

「............。」

無視かよ.....。

クスクス(笑)

何処からか笑い声が聞こえる。

「ん?」

その正体は.....麗美さんだった。

「ごめんね~熱男はね~ああやって、鍛錬するときは神経を集中させないと駄目なんだって。もうホント爺臭い」

「あの~力さんて30代ですよね?」

眉をビクつかせて笑いを堪えている様子の麗美さん

「あのね.....そのね...熱男はね....30代じゃなくてね....ああ見えて...20代だよ.....」

笑いを堪えているせいか声が震えている。

「へ~そうなんだ...20代なんだふ~ん....えっ!!マジですか!!」

今に目玉が飛び出そうになるくらい驚いた。