「許してなど...うっ..わかりました。」

怒っていた半蔵さんがなぜ許してくれたのか俺には、わからなかった。

彌琴side

「ケホケホ...ご..ごめんなさいはぁはぁ」

「そんなことはいいから寝てくだされ..彌琴殿」

力強い声の男は真田幸村である。

「で..でも..ゴホゴホ」

「寝るでござる!!」

彌琴は、静かに目を閉じた。

「......はぁはぁ..ゲホゲホ」

苦しそうに寝ている。

「......彌琴殿。」

「彌琴の容体はどうだ幸村」

この男甲斐の大虎、武田信玄である。

「お館様..とても苦しそうにしています。」

「そうか..早く良くなればいいのだが」

「はい..」

僕は目を覚ました時、元気だったけど慣れていない生活・急にこの世界に来たストレス
などが重なりついに倒れてしまった。早くよくなって、お礼をしないと..。

康宏side

「う..うん~ここは...。」

康宏がいた場所は、とても運の悪い所だった。

「ゲッ!!まじかよ..。合戦中じゃん。うん?待てよなんで俺の目の前でそんなこと..」

そうかここは俺の夢なんだな..。うんうん

ヒュン!!グサ!!ビィィィン!!のん気に考えごとをしていた康宏の横にある木に弓が刺さった。

「あ..ああ..まじかよ。」

ヒュン!!ヒュン!!と流れ弓に狙われる。康宏

「うあ!!おっと.マジかよ!!(2回目)っ!!」

流れ弓にあたった。

「いっ..てぇ~」

左腕から血が流れてきた。

「んだよ!これなんで血が!!」

ズキズキ痛む左腕を抑えながらその場を離れる康宏だが。

「見つけたべ~落ち武者?」