それからしばらく走っていたがだんだん速さが落ちて行った。

「はぁ..はぁ..」

「平気か休むか?」

「嫌いいあともうすぐだからな」

「.......っ!!」

ドサッ!!二人は転けてしまった。

「う....」

「大丈夫か?猿飛」

ズキッ!!急に激しい痛みが佐助を襲う。

「うわぁぁぁあ!!」

右足を押えている佐助。

沢山の汗も掻いている。

「猿飛!!この粘々さえ外れれば」

スッ....と粘々が無くなった。

「これは...よし!!」

「はぁ..はぁ...」

苦しそうにしてる。

「ほら背中に乗れ!!」

「お前に頼るわけにいかない....」

「バカ言うな!!今は敵味方は関係ない俺を頼れ!!虎」

「....今回だけだぞバカ次郎」

お互い幼少の頃の名前で呼び合う

佐助をおんぶする半蔵。

「誰が馬鹿だ....。」