「ヤダ!!しばらくそのままで頑張れ!!」

笑顔で言う雅。

ムカッ!!イラついた二人。

「じゃ頑張ってね~」

どうやら雅にかけられた術は解けたようだ。そして走り去っていく。

「半蔵....。」

「解っている..猿飛。」

バッ!!二人は急に肩を組んで何やら足を上に無理やり上げている。

「オラァァァァア!!」

「ハァァァァァア!!」

二人は気合でどうにかするつもりらしい。

すると....。

ピシッ!!地面にヒビが入った。

「よし!!あと一頑張りだ!!猿飛」

「おう!!..っ!!」

ピシピシ......ピシッ!!!!!ボコ!!

見事に地面ごと取った。

ズテン!!勢いがあり過ぎて後ろに倒れた。

「はぁ...はぁ...まじ死ぬ..かも。」

「そ...そうだな..猿飛」

息切れが半端ない二人。

「だが早く行かなければ」

「ああ...行くぞ!!半蔵」

ガシッ!!肩を組んで走り出した。

「こら半蔵!!俺に合わせろ!!」

「貴様が合わせればいいだろ!!」

「何だと!!」

「......。」

急に黙りだした半蔵。

「何で...黙るんだ?」

「五月蠅い今お前の呼吸に合わせてるんだよ」

「はぁ!?さっきまで嫌がってたろ!!」

「お前足軽く捻っただろ」

ギク!!肩をびくつかせる佐助。

「はぁ?何のことだし」