「「あ.....。」」

二人の声が重なった。

「何してるんだ!!このトロ助!!」

「五月蠅い!!貴様が早く言わないからだろ!!」

バチバチと火花を散らす二人。

「はぁはぁ..何してるんだ?二人とも」←(佐助に術をかけた張本人)

引きつった顔をする雅どうやら笑いを堪えている様だ。

「雅!?クソ!!もう追いつかれた」

「何だそいつは?佐助の友?」

「「なわけ無いだろー!!」」

大きな声で否定する二人。

「おっと...」

二人の迫力に気圧される雅。

「そんなことよりこれなかなか取れないんだ」

「へ~そうなんだ~」

「早く殿の所へ戻らなくては...」

「雅・ま・さ・か~」

「なわけないじゃん~俺が術かけたなんて口が裂けても言えないよ~....あっ..しまった」

とっさに口を押えたが時すでに遅し...。

「へ~ふ~んなるほどね~」

「これは貴様の仕業か!!何と卑怯な」

怒りマックス?の二人。

「罠掛けるなんて卑怯だぞ!!」

「いや.....」

よかった~罠だと思われて。(雅心の声)

「さっさとこれを取れ!!」