彌琴side

「彌琴殿!!」

「幸村..さん?」

どうして甲冑なんか来て..僕はこの時体がだるくて、頭が回らなかった。

「拙者につかまってくだされ!!」

「う..う~ん」

「くっ...失礼!!」

ガバ!!彌琴を抱きあげた。

そこで僕の意識は途絶えた。

幸村side

今日も普通に楽しい日々を送れると思っていた。

「幸村様」

「おお!!佐助どうした。」

「やばいぜ..」

「何がだ?」

「尾張の連中が甲斐に攻めてきた」

「何....。」

「あいつ等信玄のいない時を狙ってきやがった」

「佐助!!急ぎ戦の準備をするよう皆に伝えてくれ!!」

「ウース」

「彌琴殿を安全なところに連れて行かなくては」

ダダダダッ!!バンッ!!襖を開けた。

「彌琴殿!!」

「幸村..さん?」

どうやらまだ具合が悪そうだ。

「拙者につかまってくだされ!!」

「う..う~ん」

起きたくても起きれないのか..。かくなる上は..

「くっ...失礼!!」

抱き上げるしかない!!ガバ!!

「よし...」

ヒュ~ドカ~ン!!大筒が城にあたった模様。

「大筒か..。」

「幸村様」

「佐助いい所に彌琴殿を頼む」

「えっ!?ちょっと」

幸村は戦へと向かった。