翌日、社内の話題は坂井チーフの異動の話題で持ち切りだった。
そんな中、私は店長に呼ばれる。
「桜川、辞令だ」
渡された紙を私は驚いて受け取る。
「昇進おめでとう」
店長は普段厳しい人だが、そう言ってニッコリ笑った。
そこには私がチーフに任命される旨の文書。
「私、ですか?」
「不満か?」
「…不満ってよりも不安です」
入社6年でチーフになれるとは思っていなかった。
「わたしは正直、坂井くんよりも君の方がチーフには向いていると思う。そして今の販売部の中では最も適任だと思う」
店長にそう言われてもピンと来ない。
「君の為にも悪い話しではないと思う。やってくれるね?」
はい。と言うしかなかった。
そんな中、私は店長に呼ばれる。
「桜川、辞令だ」
渡された紙を私は驚いて受け取る。
「昇進おめでとう」
店長は普段厳しい人だが、そう言ってニッコリ笑った。
そこには私がチーフに任命される旨の文書。
「私、ですか?」
「不満か?」
「…不満ってよりも不安です」
入社6年でチーフになれるとは思っていなかった。
「わたしは正直、坂井くんよりも君の方がチーフには向いていると思う。そして今の販売部の中では最も適任だと思う」
店長にそう言われてもピンと来ない。
「君の為にも悪い話しではないと思う。やってくれるね?」
はい。と言うしかなかった。