腫れていた頬は冷やしたおかげでメイクでごまかせる位には腫れがひいていた。

仕事は高原くんの勧めもあって一日休んだ。

一日位ならと高原くんが私が仕事している店に本社から応援を出してくれた。

本当に何から何までお世話になってばかり。

だからきちんと自分でけじめだけはつけなくちゃ。

「チーフ、お話があるんですが」
今日はノー残業デー。
就業後の社内なら直之と話ができる。
「今日は都合が悪い」
思った通りの返事。
「そうですか。なら私、全部話します、会社に」
少し声が震えた。
負けないように握り拳を作る。
直之の顔が強張る。
「わかった」
私はそれだけ聞くとすぐにその場を離れた。

私は高原くんにメールを打った。