あったかい…

こんなぬくもり感じたのはいつ以来?

直之はやることやったらさっさと服を着てしまうからこんな余韻を感じたことはなかった…。

「?」
待って。
なんだって?
ぬくもり?
ナニの?

恐る恐る目を開けた。

少し伸びた髭。
少し荒れた肌。
ボサボサの髪。
寝息が聞こえる。

思い出した。

高原くんだ。

結局、次の日はお互いに仕事が休みだということがわかってそのまま飲みに行った。

本社勤務の高原くんの話はおもしろいし、何よりも勉強になる。

時間を忘れて飲み語っていたら、終電が終わっていて、それならもう一件行こうかって話になって…

その後が思い出せない。

でもここ、私の部屋。

どういうこと??!