複雑すぎる乙女心。 …いや、女心かな? 「どっちでもいいや」 お兄ちゃんが私の部屋から出たのを確認してから、私はベットに身体を預けた。 「…もう、つらいなぁ」 振られるじゃなくて、私の場合玉砕だから。 「諦めたほうがいいかなぁ」 涙なんて、もう枯れてしまうぐらい報われない私の恋。 「……そうした方が、いいのかな」