私は教室の机に突っ伏した。

どれくらいこうしていたのかわからない。

いつの間にかクラスメートは帰り

ガランと静まりかえっている。

辺りは暗くなり始めていて

顔を上げて時計をみると

もう7時をまわっていた。


(私、なにしてんだろ‥…。)

フラれたのに、

気持ちはすでに冷め切ってたはずなのに、

こんなにも思い詰めてる自分が

馬鹿みたいで、情けなくて‥…

涙がでた。

止まらなかった。


「うっ…‥ひっ…。」


私は声を殺して泣いた。