「優ー!電車間に合わないわよー!!」

一階でお母さんが叫んでる。

「はいはーい。」

あたしは適当に返事した。

とりあえず右目だけ一重なので

アイプチをして

お母さんのいるリビングに向かった。


時計を見ると、まだ六時半。

「まだ余裕じゃんっ!何で急かすのよー」

あたしはムスッとして食卓に座る。

「ご飯食べる時間なくなると思って…」

お母さんは目も合わせずに

忙しそうにあたしの前に

味噌汁とご飯と卵焼きを置いた。


朝はパン派のあたしだったけど

《朝味噌汁を飲むと痩せる》

というのをテレビで観て以来

毎朝味噌汁。

もちろん効果は未だ表れてないけど

とりあえず自己満足。