「もー香澄最悪じゃないっ?」

あたしと香澄は放課後マックで

だらだらしていた。

「なんで?面白いじゃんっ。」

「全然おもしろくなーい‥。」


あたしと香澄は対称的だった。

香澄は同中の中山君と同じクラスだし

宮間の顔が好みらしいし

なんかウキウキ‥…。


「あたしさあ〜

中山君のテンションも苦手なんだよね。」

あたしはジュースをストローで

かき混ぜながら言った。

香澄は

「宏樹はいいやつよ?」

と笑った。

「まあ、香澄の友達だもんね。

でもあたし人見知りだしさあ〜

ほら、派手な子苦手だし?」

あたしは大きなため息をついた。


香澄は困った顔をして

「優も派手じゃない」

と言った。

「あたしは違うよっ。

髪も黒いし…‥ね?」

「髪黒いだけじゃんっ。」

「ぶ――――。」


香澄と他愛もない話をしてると

まだまだ頑張れる気がした。