―――午後3時。 駅前にある、お洒落なカフェに行っていた。 私は中に入ると、カフェの中を見回した。 「あっ!陽愛!」 その声に振り返ると、私の探していた人の姿。 「お待たせ!ごめんね、憂依」 「いいのいいの」 私の名前は、片倉 陽愛【かたくら はるな】 大学3年生。 彼女は同じく大学3年生の、稲葉 憂依【いなば うれい】 彼女とは小学校からの付き合いで、お互いがお互いのことを理解し、信じられる存在。 私の、親友だ。