湊斗…。
あなたは私のことをどう思っているの…?
それを、最後に聞かせて…。
「湊斗は、…私が傍にいることを許していない…だから…」
「え…ちょっと待っ…」
「私は、傍にいないほうがいい」
「まっ…」
「だってそうでしょ?!」
「…」
「私は病気を抱えていることも知らなかったの!」
「…」
「アメリカに行っていることも知らなかった…」
「…」
「もう、これで決心もついた…。
未練も、ない…。だから、丁度よかったのよ…」
そう、丁度よかったの。
湊斗への想いに終止符【ピリオド】が打てる。
もう、未練もなく、次の恋ができるはず…。
……生きていただけで、十分だよ。
だから、
「会うことは無理、かな…?」