あれから六日がたった。
あのあとは、普通に案内して終わった。
でも、帰る時綾乃さんが、

「時が来たらちゃんとすべてを話すからね。」

と言ったのが心に残っている。
そして、僕は布団の中にいる。
今日が休日だからだ。

ピンポーン

インターホンが鳴った。

「はーい。」

母さんが玄関に行ったみたいだ。

(まあ、せっかくの休みだからゆっくりと休もう。今日は一日のんびり過ごすんだー!)

僕は、そう思うと二度寝をしようとしていると、

「祥司、起きなさい!お友達が来てるわよ。」

母さんのうるさい声で現実へと戻された。