「ヒャッ!!;;」



「生きてて安心」



ボーッとしてた私の項に、仁志が冷たいペットボトルを押し当てて来た。

項を擦る私に渡されたのは、何故か濃い目の緑茶。

本人はコーラ。



「何で私の、渋いの?」



「1週間、ずっと渋い顔してるから」



「……」



バレてたと言うより。

鋭いと言った方が、生活かも知れない。

声が出ないのに、口を動かすと、仁志は「嘘」と、ペットボトルを入れ換えた。



「え、良いよ」



「本当は、自分にこれを買ったんだよ。炭酸、苦手だし」



「嘘でしょ?」



「あぁ。ただ温くなっても、飲みやすいモノを選んだだけ」



…じゃあ最初から、一緒にしとこうよ;;