勉強が始まる


「雪乃。ここをこうやって計算してー…そうそう」

「ふーん、りっくんやっぱり教えるの上手だねー」

可愛らしい笑顔でそう言われると
素直に照れる。


…。

長い時間勉強してたためだろう
雪乃が疲れた顔をしてきた。

「りっくん疲れた」

やっぱりな。

「はいはい、ここの問題が一問終わってからな?」

「えー…うーん。わかった…。」

落ち込む雪乃、俺は勉強に
関しては結構スパルタだ。


俺は普通と言っても地元じゃ
有名な大学に行ってる。
元々家が裕福な訳では無いから
学費免除のため昔からトップを
キープしている。