「あ、そうだ大和。」
「ん?」
「明日から3日間、家に来ないで」
「…………え!?」
なに!?いま彩乃なにって言ったの!?
俺の聞き間違い??!聞き間違いだよな!?
「聞こえなかった?明日から3日間家に来ないでね」
ゆっくりと語りかけるように告げる内容は俺にはとても酷なものでした。
「なんで!?俺なんかした?!俺と彩乃ってケンカ中だっけ!?」
まったく見に覚えないんだけど!
今まで怒ったような感じじゃなかったじゃないか!
「理由は秘密だけど、3日間は家に出入り禁止。はい、合鍵回収しまーす。」
にこにこ笑いながら言う内容じゃない!
3日間も彩乃と斗真に会えないなんて俺、耐える自信ないし…ってゆうか無理!
「はい、そーですかって納得できる内容じゃない!理由言ってくれねーとわかんねーし!」
「わからなくていいの!いいから合鍵出して!」
「いーやーだっ!」
断固拒否する!絶対に嫌だ!!
「斗真も俺と3日も会えないなんて嫌だよな?寂しいよな?」
こうなりゃ斗真を味方にして、なにがなんでもこんな禁止令廃止にしてやる!
「おれ、へーき!」
にぱと胸に突き刺さる言葉を投げつけてきた斗真に味方作戦は数秒で遥か夢の彼方へと消えた。
「斗真…お前その言葉でどれだけ俺が深手をおったのか考えてみろーっ!(涙)」
胸がえぐれた!絶対えぐれた!
「やまと、さんかいねたらあおーな!」
「…!(涙)」
もう再起不能……