こんにちは初めまして大和です。
小川大和です。
ここで初めての俺視点にしてやっと登場の苗字っす。
相変わらず今日も彼女の彩乃の家に来ている俺。
しかし相変わらず…
「あやのみてー!おれが、つくった!」
「おー、斗真上手におれたね。鶴だ」
「ゆかりせんせーがおしえてくれた!」
俺は無視でラブラブしている彩乃と斗真。
もちろん微笑ましいよ?
彩乃も斗真も俺は好きだし!あ、彩乃は愛してるんだけど!
でもいつもいつも俺の存在を無視されていると感じてしまうんだよ。
俺って彩乃と斗真にとって必要な存在なのかな?って。
はぁ、こんな俺は最低だー…っていつも自己嫌悪に陥る今日この頃です。
「大和ー」
「!」
久しぶり(実際は30分ぶり)に彩乃が俺に声をかけてくれた!
「彩乃、どーした!?」
彩乃も寂しかったのか?俺に抱きしめて欲しいとか?
ワクワクしながら、彩乃の会話の続きを待つ俺。
忠犬だな、俺。
「買い物行って来てくれる?今日のご飯の材料」
「………へ?」
「だから、買い物。買う物はリスト書いておいたから。はい」
「……はい」
どうせ俺は、パシり君ですよー(涙)
ふふと何かを企む彩乃の笑顔に俺は気づかなかった