目が覚めた斗真は、家に帰れることになった。
だが安心したからか、それとも泣きつかれたのか眠ってしまい今は車の後ろの席に転がって寝ている
「大和、今日はありがとね。」
「嫌、たいしたことなくてよかったな。」
大和がいなかったら、家でただパニックになってただけだった
「大和、あのね…」
「ん?」
「私、斗真のお母さん代わりになる。」
「……」
「斗真の母親が帰って来るまで、私が斗真を守っていく。」
もう決めたの。斗真と一緒に生活していくって。
「なら俺は斗真のお父さん代わりだな」
「え…?」
「だって彩乃が母親なら当然、俺が父親だろ?」
「大和…!」
「お前が斗真を支えるってなら、俺がお前と斗真を支えてく。だから俺を頼れ。な!」
そして………
[ふーん、結局預かってくれんだ]
「まーね。だけど母親探しは続行してよ?」
[はいはい。………何かあれば手助けはするから。]
「よろしく。じゃーね」
斗真と生活することを決意した私。
「やまと?」
「そ、斗真の父親代わり!彩乃の恋人」
「こいびとってなんだ?」
「好き同士ってこと」
「ならおれとあやのもこいびとだ!すきどーしだから!」
「違う違う!その好きじゃなくて…ってか父親代わりはスルーかよ…(涙)」
大和と斗真はなんだかんだ、仲いいみたいで。
「あやのー!あやのはおれすきか?」
「うん」
「おれもあやのがいっちばんすきだ!」
今日から、ママになりました。
プラス、パパもできました(笑)