校門をくぐると
まず“入学おめでとう”
っておきまりの看板が
あたしを迎えてくれた





クラス表の前は
ひと!ひと!ひと!
とてもじゃないけど
あたしの入る隙間はなくて


仕方なくちょっと
離れた場所から
自分の名前を探す







えっと、三浦千春、
三浦−…あ、あった



あたしはニ組
一年ニ組