「おじさん、おはようございます!起きてください!」


そんなやかましい声で俺は目を覚ました。


…また来たのか……


そんな声にもならない声をあげて、俺はやかましい声の主を睨んだ。


「起きてください!朝ですよー!」

そんな俺の睨みも気にせず、布団を引っ剥がそうとする制服を着た女子高生。


……まったく……


「うるせーなぁ…毎朝毎朝。俺が早起きしようが遅くまで寝てようが関係ないだろ…」

まだ朝7時だぞ…


「でも!朝ご飯はもう出来てますし、それに早起きは気持ち良いですよ!」


俺の抗議も受け流しニコッと笑う女子高生。