「今、電話があってね、明日来る子なんだ。」

「はぁ・・」

目の前には、その子のメモがあった。

電話を通じて、いろいろ書いたんだろう。


「片桐 紅恋亜さん、中学2年生の子です
 佐藤君に担当してもらって、いいかな?」

紅恋亜・・?

くれあ・・
どっかで聞いた名前だなー・・


「あ、はい!分かりました。」



頭の中から、紅恋亜って言う名前が残って

なんか、モヤモヤして、気持悪かった・・



どっかで聞いたんだけどな・・

思い出せねぇ・・



にしても、すげぇ名前・・

始めて聞いたわ・・


この子が、俺の初担当の子かー・・

どんな子だろ・・



うちに着くと、誰もいない・

まあ当たり前だけど。

俺は今一人暮らしをしてて
帰ってきたら即ベットに転がるクセがある。


外に出て、タバコをすってた。

夜空が綺麗で、
寒くもなく、熱くもない
心地よい風が

俺の疲れを癒してくれた。