学校は、案の定遅刻。

職員室に呼び出されて、お説教。


「ったく~お前等はいっつもいっつも。」

「しかたないじゃないですか、
 学校が遠いんですもん。」

由果が先生に講義してる

そのとなりで、壁にもたれて
腕を組んで話を聞くあたし。

「おい、片桐、聞いてるのか?」


軽く先生を睨んで、教室にもどった。


・・・・・・

「大丈夫ですか!!??」

・・・・・



あの人、どこで働いてるんだろ・・


黒髪がつんつんしてて
顔が小さくて、かっこよかったなー









うちに帰っても、このことばっかり。

頭は上の空・・


「くれあ~?ごはん食べる~?」


「うーん・・」

「それとも、お風呂?」

「うーん」


「くれあ、大丈夫?熱でもあるんじゃないの?」


「うん・・・はぁ。」

心配しながらご飯を作るお母さん。


「ただいまー」


「あら、おかえり!れん」


お兄ちゃんが帰ってきた。