あの日は、
確か残暑の続く秋で

九月も半ばなのに、
まるで夏のラストの悪あがきのような
うだるような暑さが舞い戻った一日だった。



…君と出会った日は。



宮内彼方、17歳。
あの日、俺は…



人生を変える出会いをした。