「何か飲む?って言っても…オレンジジュースしかねえけど。」



オレンジジュースってかわいい。

思わずフフって笑うと圭也が近づいてきて…。


「なに笑ってんの?」


「なんでもなーい。」


「上等だな。なんでもないのに笑うとわ」


そう言って圭也はあたしをギュッと抱きしめた。