ナルはジャケットのポケットからあたしの好きなハーシーのキスチョコを出すと銀紙を剥がしてひとつ口に入れた。
「あんた、今からチョコもらえるんでしょ?どうして今チョコ食べてるのよ?」
「んー…、グミ、おまえ前になんでキスチョコって名前なの?って聞いただろ?」
「……それがなに?」
「俺分かったよ……っていうか知ってた…」
「はぁ?」
そして…
寒空の中、
本当にごぼうみたいに突っ立ってるあたしに
ジャケットのポケに両手を突っ込んだままのナルが少し腰を屈めてキスをした。
「あんた、今からチョコもらえるんでしょ?どうして今チョコ食べてるのよ?」
「んー…、グミ、おまえ前になんでキスチョコって名前なの?って聞いただろ?」
「……それがなに?」
「俺分かったよ……っていうか知ってた…」
「はぁ?」
そして…
寒空の中、
本当にごぼうみたいに突っ立ってるあたしに
ジャケットのポケに両手を突っ込んだままのナルが少し腰を屈めてキスをした。