支配人を中心に輪となったミーティグが終わりあたし達はバラバラと持ち場に散っていく。

ホールは2人がペアとなって決められた場所をサービスしていく。
あたしのペアはリサちゃんだ。

あたしもほどよい緊張感でなんとなくいつもより身が引き締まる感じがした。
だけど新人のリサちゃんはかえって緊張をあおぐとミスをしかねない。
クリスマスにミスはありえない。
あたしはリサちゃんの緊張をほごそうと笑顔をみせた。





「リサちゃん、緊張しなくていいから。いつも通りにやってくれればそれでいいからね?」


「は、はい。つぐみさんよろしくお願いします」


「リサちゃん、スマイル、スマイル」





あたしがリサちゃんの頬をなでてあげるとリサちゃんはカワイイ笑顔をみせてくれた。



そうして向かえた24日のディナー…