−side 軌道

一晩たって朝になる

リビングに行くと綺麗な朝食がよいされていた

目玉焼きにベーコン、トーストにレタスとプチトマトのサラダ

「な…」

「朝食作ったから」

やっぱり少女は無表情だ

心を開いてくれていないからだと無理矢理理解する

「ありがとう」

とりあえず少女の心を開かせるために優しく微笑んだ

少女はじーっと俺を見つめる

「顔になんかついてるか?」

「昨日と違う…雰囲気が違う……貴方は私を拒絶していたのに……」

言葉の内容で引いているのは分かる

でも無表情で言われるとあんまり実感がない

「認めるしかねぇだろ いくらお前がBLOODYCATの一員でも……」

「……」

少女は一瞬だけ悲しそうな顔をした