パシィッ!!!
手にした鞭で容赦なく貴志を打ちつける。
「誰が人間の言葉を喋って良いなんて言った? 貴方は私のペットなのよ。人間の言葉なんて喋るんじゃありません。犬は犬らしくキャンキャン吠えてなさい」
「ク~ン……」
「そう、それで良いの。私の可愛い貴志。貴方が素直でいてくれたら私はずっと貴方の事を可愛がってあげるから」
「ワオーーーン。キャンキャン」
「うふふ。こらっ、くすぐったいでしょ。足の指なんか舐めるんじゃありません」
「ぽーーーーーーーーーーーーーーー…………」
「お~い。百合さーん。返って来て下さ~~い」
「はっ! だ、駄目よ。ご褒美はちゃんと私を満足させてから」
「何、言ってるんすか?」