「んしょっと」


貴志の頭を膝の上に乗っける。

いや、ほらっ、このままじゃ貴志寝づらそうだから可哀相だったし。

って、私ってば誰に言い訳してるんだか。

いけない、いけない。最近、一人突っ込みの多い淋しい人になってるぞ。


「あわわっ」


ポケットでまた鳴り響いたメール着信音を慌てて消す。マナーモードにしておくべきだったな。

誰だよ全く。貴志が起きちゃうじゃないか。



『mission2

目の前の男の子に告れ(*゚∇^v)⌒☆』



 
「……」


本気で友達は選んだ方が良いのかもしれない。っていうか普通、順番が逆だろ。