私の人生でターニングポイントは二度あった。




一度目は、大学受験。二度目は、就職活動。




結果から言うと、




どちらも奈落の底まで落っこちた。




そう、失敗なんて比にならない。




大失敗なんて、大をつければちょっと聞こえはマイナスを増したようにも思えるけれど、




やっぱりそんなもんじゃ言い表せない。






つまり、受験とか、内定とかそういうものに対して、とことん甘く見ていた自分が悪かった。




それだけのことだ。




なのに、まるで洪水のように流れる涙を一日でも出してしまったなら、次の日には開き直って、その痛みを忘れたかのようにだらける。




最悪なダメ人間パターンの典型が、私なのだ。




大学の受験の時に散々、嫌な想いをしたくせに、まさか就活でも同じ失態を繰り返すとは
思わなかった。




初めのうちは名が知れている大企業ばかりエントリーするものの、書類選考の時点で落とされ、



なんとか残りそうな中小企業に的を絞って、筆記までこぎつけた何社でさえも上手く問題が解けない。



挙句の果てに、死に物狂いで書き上げたエントリーシート、履歴書に記載した内容の精度が甘かったせいで面接官の厭味ったらしい質問にも負け、、、せっかくの最終面接のチャンスを自らの手で潰してしまった。




これが、だいたい大学4年の初夏ぐらいまでの出来事である。




もうここまででおおよその方が、このダメ人間っぷりを想像することが容易くなったであろう。