あたし達が教室に入ると、もうクラスの半分ぐらいの人が来ていた。
同じ中学からきた人同士で固まって喋っている人や、一人で席に座っている人、中には入学式なのに勉強しているメガネくんもいる。
一際大きな笑い声がして、そっちを見ると、さっき掲示板の前で見かけた男が数人で固まって爆笑していた。
アイツも同じクラスなのか…
茜は教室をぐるっと見渡して、このクラスじゃ彼氏できそうにないなぁ…と呟いた。
茜は中学の時に2つ年上の高校生と付き合っていたけど、この春休みに別れたばかりだ。
「ま、男はこのクラスだけじゃないしねー。年上の方が好きだし。」
「そうやね。茜には年上の方が合ってるよ。かっこいい先輩いるといいね。」
そんな話をしていると、担任の先生が入ってきて、あたし達はそれぞれの席に着いた。
あたしの席は一番窓際の後ろから3番目だ。
窓から外のグランドを眺められる特等席だ。
外を眺めながらぼーっとしていると、ポケットの中で携帯が震えた。
同じ中学からきた人同士で固まって喋っている人や、一人で席に座っている人、中には入学式なのに勉強しているメガネくんもいる。
一際大きな笑い声がして、そっちを見ると、さっき掲示板の前で見かけた男が数人で固まって爆笑していた。
アイツも同じクラスなのか…
茜は教室をぐるっと見渡して、このクラスじゃ彼氏できそうにないなぁ…と呟いた。
茜は中学の時に2つ年上の高校生と付き合っていたけど、この春休みに別れたばかりだ。
「ま、男はこのクラスだけじゃないしねー。年上の方が好きだし。」
「そうやね。茜には年上の方が合ってるよ。かっこいい先輩いるといいね。」
そんな話をしていると、担任の先生が入ってきて、あたし達はそれぞれの席に着いた。
あたしの席は一番窓際の後ろから3番目だ。
窓から外のグランドを眺められる特等席だ。
外を眺めながらぼーっとしていると、ポケットの中で携帯が震えた。