「羽衣様……羽衣様っ。」 羽衣はアリーが駆け寄ってくるのはわかったが もう答えるのも億劫で、ふらふらとベッドへともぐりこんだ。 今起きたことが現実だと認めたくなくて 目も耳も全てを閉ざして暗闇の世界へと落ちていった。