放課後塾だ部活だと忙しい友人達を見送ると なんとなく真っ直ぐ家に帰る気にはなれず 普段とは違う方向へと歩きだした。 15分程ぶらぶらと歩いただろうか 家とは逆方向な為、見慣れない風景の中に小さな公園が目にとまった。 なんの変哲もない公園だが 羽衣はなんだか気になり 一歩ずつゆっくりと足を踏み入れた。