学校にいる間だけが私の唯一の救いだった。
学校には私に優しくしてくれる友達や先生がいる。
傷つくことだってないから……――。
「ねーねー梅ちゃん、梅ちゃんって何でいっつも包帯巻いてるの?」
小学5年生にでもなれば、右腕にも左腕にも巻いてある包帯が気になるものだろう。
包帯をとると火傷の痕や殴られた時にできた痣、
ひっかかれたりガラスの破片で刺されたりしたときにできた切り傷だらけの私の腕が丸見えになる。
そんなの…見られたくない…――
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…