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「すごい人だね。」


「まあそりゃあ超人気アイドルだからねっ!!」


相変わらずハイテンションな菜々子。


「栞菜も楽しそうにしてよーっ。」



「そう言われても…」


何もわからないわたしは楽しくない。


「ま、いいやっ!早く行こー。」


菜々子にグイグイ引っ張られて、会場の中に入った――――。