―――時が過ぎるのは早いもので、今日は日曜日。


待ち合わせの10分前に着いた。


「栞菜ぁっ!!お待たせ!!」

「菜…々子?」


「うんっ。」


いつもと全然違う菜々子。


目が大きくなってるし、色が白くなってるし、髪が巻いてある…。


化粧バッチリといった感じ。


「栞菜はいいよねー。化粧しなくても可愛いからさっ。」


…そう。


わたしは普段と全く変わらない。


ピンクのロングスカートを履いて、白いレース生地の羽織りを着ているだけ。



「ま、いいや!!行こ栞菜っ。」


「うん。」