私たちは学校へと少しずつ足を動かしながら雑談を繰り広げていた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
学校へ着くとまずクラス確認。
美羽と一緒のクラスなことに一安心したところで、教室へと向かう。
「そういえばさぁ、この前駅前に新しい喫茶店ができたんだって。」
美羽が新しい自分の席に着くと手に持っている雑誌を指差して言った。
此処はあまり都会町ではないから雑誌に載るほどのオシャレな喫茶店ができたのなら行ってみたいなぁ、と私は雑誌を覗き込んだ。
『綺麗…』
思わず声が出た。見た目はレンガ造りの小さな家で、中はオレンジ色の明かりがシンプルなお店の中を綺麗に照らしている。
「見た目もいいけど、メニューも豊富でおいしそうだね」
美羽は目を輝かせる私を見てニコリと笑うと雑誌のページに書いてあるメニューを指差した。そこには美味しそうな色とりどりのケーキやタルトに値段が記されていた。
『安い…』
美味しそうなケーキが280円というビックプライスに私は驚きを隠せなかった。
私の大好きなケーキが、可愛くてさらに安いと来た。
きっと作ってる人は可愛い人なんだろうなぁ…そう思っていると
「じゃぁ今週末一緒に行ってみる?」
という嬉しい言葉が聞こえてきた。私は立ち上がるとパッと美羽を見て『行く』と力強く言った。
すると予鈴が私たちの会話をとぎる。
「そろそろ時間だね。奈々も席に着いたほうが良いかもね。」
美羽がそういうと私はコクリと頷き自分の席へと腰掛けた。
と、少し自分の席の周りを見てみる。周りは金髪や茶髪の子が大勢。知らない人ばかりが揃っている。ちょっと不安を抱えた私の心。こっこわいよぉ…
そう思っていると私の肩に誰かの手が乗る。―――たぶん後ろの席の人?
私はそっと後ろを振り返る。と、
『山口君!』
そこにいたのは
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
学校へ着くとまずクラス確認。
美羽と一緒のクラスなことに一安心したところで、教室へと向かう。
「そういえばさぁ、この前駅前に新しい喫茶店ができたんだって。」
美羽が新しい自分の席に着くと手に持っている雑誌を指差して言った。
此処はあまり都会町ではないから雑誌に載るほどのオシャレな喫茶店ができたのなら行ってみたいなぁ、と私は雑誌を覗き込んだ。
『綺麗…』
思わず声が出た。見た目はレンガ造りの小さな家で、中はオレンジ色の明かりがシンプルなお店の中を綺麗に照らしている。
「見た目もいいけど、メニューも豊富でおいしそうだね」
美羽は目を輝かせる私を見てニコリと笑うと雑誌のページに書いてあるメニューを指差した。そこには美味しそうな色とりどりのケーキやタルトに値段が記されていた。
『安い…』
美味しそうなケーキが280円というビックプライスに私は驚きを隠せなかった。
私の大好きなケーキが、可愛くてさらに安いと来た。
きっと作ってる人は可愛い人なんだろうなぁ…そう思っていると
「じゃぁ今週末一緒に行ってみる?」
という嬉しい言葉が聞こえてきた。私は立ち上がるとパッと美羽を見て『行く』と力強く言った。
すると予鈴が私たちの会話をとぎる。
「そろそろ時間だね。奈々も席に着いたほうが良いかもね。」
美羽がそういうと私はコクリと頷き自分の席へと腰掛けた。
と、少し自分の席の周りを見てみる。周りは金髪や茶髪の子が大勢。知らない人ばかりが揃っている。ちょっと不安を抱えた私の心。こっこわいよぉ…
そう思っていると私の肩に誰かの手が乗る。―――たぶん後ろの席の人?
私はそっと後ろを振り返る。と、
『山口君!』
そこにいたのは