ふわふわ良い匂い



俺はゆっくり立ち上がると沙織の後ろに立つ



それでも、沙織は気づかない


ひとつの事に集中するともう何も聞こえない沙織


抱き締めたいな…





その思いをぐっと堪えて



沙織に言う



『良い匂い』