そう独自に呟いて俺の目を見た


「店舗を見に行ったときにさ、翼ちゃんのこと見つけただろ」


「そうだったな…生徒手帳を拾って」



「その手帳を見たときに、ビックリしたよ翼ちゃんなんだから」


「翼を知っていたのか?以前から」



「翼ちゃんに手を出させないように裏で手を回してたの、俺だから」


「………………!」


「驚いた?」


「………か…なり」



まさか、本当にまさか


一番の謎の鍵を、一番身近なやつが握っていたとは……



「実は、高校のときから翼ちゃんのことは知ってたんだよ」


「は……?」



俺と幸弘は高校は一緒だか、翼のことなんて話したことなんてなかった