「和泉にはこれあげる!」


箱から雪葉が和泉に渡したのは、白い小さな花が付いたしおり。


「雛菊っていうの。


花言葉が、無邪気!」



「ぴったりじゃん。」


和泉は、



「ありがとう!大事にする♪」


そう言って、しおりをズボンのポケットに入れた。