「びっくりしすぎじゃね…?いく
らなんでも」

…………なんで。


「なんで…いるの……?」

「おいおいおいおい。いつまで待
っても来ねぇから、迎えに来てや
ったんだろ?そんな言い方すんな
よな」

「いつまで経っても来ない…って
まだ授業ちゅ…「この期(ゴ)に及
んで、まだ寝ぼけてんのかよ。ま
じ勘弁」」

「ね、寝ぼけっ…!?ちょっと待っ
て!!あたし、寝てないんですけど
!!!!」

ただちょっとボーッとして…

「だったら、なんだよ。そのアト」

あ、アト…?


「自分の顔、鏡で見てみろよ」

そう言われて、
どこから出したのか、
楓から鏡を渡された。