しばらく歩いて.教室まで着いた

「今日は早く帰ろー..?」

..ッス..グスッ..

..?

私がドアに手をかけた時.音が聞こえた..

..幽霊..?

私は急に怖くなって.ドアの小さなガラスから中を確認した



..中には..名拉端 拓..だけ..

..泣い..てる?

私は少しだけ躊躇ったが.筆箱が欲しかった

..開けよう

私はドアを力いっぱいに開けて.走って入っていった

「名拉端くん居たんだ!!私筆箱忘れちゃったぁ!!」

へへへと笑いながら教室の筆箱を探した

「おぉ..びっくりしたぁ..」

私の態度とは裏腹に.名拉端 拓は少し戸惑っている
「ああ..俺も..帰ろ」