「ありえない!!最低!!バカ!!変態!!大嫌い!!」
絶対許してあげないんだから!!
さっきのはあたしの叫び声によって、先生が来たおかげで未遂で終わったけども…
けどもけどもけどもけども
「絶対許してあげないんだからね!!」
家への帰り道、隣を歩く廉に向かって膨れ面を叩くあたし。
「マジでごめん」
両手を顔の前に合わせて、深く頭を下げる廉。
ふんっ
そんなので簡単に許してくれるなんて思ったら大間違いよ!!
「これからはチューもさせてあげないもん!!」
いつもあたしに意地悪するから、仕返しだ!!
…………
しばらくの沈黙。
あれ
怒っちゃったかな?
なんて心配になって隣を見ると…