放課後の保健室に2人きり。

それに加えて、カーテンに覆われたベッド

あたしの頭の両脇には、捕らえて離さないというような腕。


そして目を開ければ、ネクタイを緩めたワイシャツに…高校生とは思えない色っぽい顔


いけないムードでしょ!!!


それなのに目を開けるなんて



「無理だよぉぉ」


顔を両手で隠して、チラッと廉を見る。


それだけで精一杯なのに…


「手ぇどけて?」


どこか優しく耳元で囁く甘い声



「どけてくれないと…キスできねぇだろ?」


そう言いながら、あたしの身体をなぞる廉の指。