わっ!!

「…か、顔が近い…」

「ん?わざと近くにしてるんだけど??」

そうイタズラっぽく笑う廉。


うう、廉のバカ!!バカ!!


大バカー!

そんなあたしの心の叫びも虚しく、ゆっくりゆっくり近づくブラウンの瞳。


吸い込まれてしまいそうで、目をぎゅっとつぶった。


「目開けろ」


「だって、、恥ずかしいんだもん」


廉の顔が近いから悪いんだよ!!


「へえー、可愛い事言うじゃん」


そのまま唇に温かいものがあたる。


足の爪から頭の先まで、ボーとしてくる甘いキス。